3年ぶりに戻ってきた、モビリティリゾートもてぎでのMotoGP。
通算4回目の現地観戦は、たしかに「いつも通り」じゃなかった――。
本稿は、私TKDの個人的な振り返りと所感を中心に、今年のMotoGP日本GPで感じたことを素直に綴るものです。
※English Summary is available at the end of this article.
はじめに|3年ぶり、4回目で見えた景色
気づけば、前回のMotoGPもてぎから3年。
久しぶりの二輪最高峰は、少し落ち着いた気持ちで過去3回とは違う楽しみ方ができたように思います。
四輪でもそうですが、以前はレースそのものを観に行くのがメインでした。
でも今年は、
このブログを書き始めたことで、イベントやフード、グッズなど会場全体をよく見るように、
ちょっといいカメラを買ったことで、ライダーの挙動をよく観察するように、
初めての鈴鹿8耐を経験したことで、ペース配分の重要さが身に染みて無理をしないように、
なりました。
自身でレース観戦を始めてから16年目にして、ようやく自分なりのリズムができてきたのかもしれません。
2025年の集大成のような形で、「レースウィーク全体を楽しめた」ように思います。
現地観戦の進化と自分の変化
観戦環境の変化|“進化”するMotoGPと“停滞”するもてぎ
まず驚いたのは、MotoGPの「進化」そのものでした。
近年のF1もそうですが、DJやフェスのようなイベントがあったり、土日両方レースが見られるフォーマットになっていたり…
賛否両論あることだとは思いますが、レースウィークを通して来場者に楽しんでもらおうとしているんだな、と感じました。
一方、会場となったもてぎはというと、MotoGPの進化についていけてないような印象を受けました。
もちろん、よくなっていたこともたくさんあります。
直通バスの充実やホスピタリティガーデンでのフードの充実、仮設トイレの拡充などはとてもよかったと思います。
ただ、鈴鹿のF1に比べて来場者数も少ないにもかかわらず、以下2点は非常に残念に感じました。
- 通信環境が悪すぎる。特に日曜日。
- QR決済がPayPayしか対応してない店舗が多数。
同じ運営会社の鈴鹿サーキットでできていることですからね。少々怠慢なんじゃないでしょうか?
また、迂回路で一部通行止めの箇所があったんですが、その案内が一切なかったのは残念とかいう次元ではないですね。
看板の設置だけは対応されてたようですが、日曜に配布された案内図は一切訂正なしだし、配布時に注意喚起もないし…
それだけならまだしも、インフォメーションに確認した際には、「知ってます」だって…
インフォメーションに聞いてみたら、「知ってます」とのこと。
それなのに、訂正も出さず、ゲートでの注意喚起も全くない。
正直がっかりですわ、モビリティランドさん https://t.co/5MYVkgRP8H— TKD Motors (@tkd_motors) September 28, 2025
どのサーキットもそうですが、「人の対応」の質は年々低下していますね。
長年レースを見てきた身としては、非常に残念でたまりません。
どんなに機能面で便利にしたところで、結局質を決定づけるのは「人」だと思っています。
そこを軽視している現状では、増えてきた来場者数もまた減少傾向に転換してしまうのではないでしょうか?
日本らしい行き届いたサービスを思い出してほしいですね。
(決して、なんでも要望に応えろと言ってるわけではないですよ。)
装備アップデートと週末ワークフロー|軽量化と“持ちすぎない”設計
今年の装備のテーマは軽量化。
カメラはZV-E10に望遠ズーム1本、スマホは撮影とSNS投稿を兼ねる形にして、荷物を減らして自由度を上げました。
ただ、今回は鈴鹿8耐でへばった経験から、水筒を持参しました。
これが思った以上に正解で、冷たい飲み物を飲めるようにしたことで、3日間元気に過ごすことができました。
レース後は家に帰ってデイリーの観戦記を更新。
ZV-E10の写真もPCに取り込んで、しっかりと整理。
鈴鹿のF1の時にはなかったZV-E10のおかげで、よりいい記事になりました。
また、モバイルバッテリーと折りたたみチェア、この2つが“荷物の最適解”でした。
特にチェアは、土日のV席以外の自由席期間の快適度を劇的に変えます。
観戦スタイルの成熟|「観る・撮る・楽しむ」の最適バランス
1回目は2014年。ただただ初めての世界最高峰クラスの迫力に圧倒されました。
2回目は2016年。自分でもバイクを駆るようになり、ライダーの力量に感服しました。
3回目は少し空いて2022年。悪天候と闘いながら、妻との初めての現地観戦。
そして4回目の2025年。初めてスマホ以外のカメラを手にして、「撮る楽しみ」を覚えました。
ただレースを見ていたところから、ライダーの一挙手一投足に目を向けたり、すべての観戦場所で様々な楽しみ方ができるようになりました。
2025年MotoGP日本GPの私的ハイライト
今年のもてぎは、まさに「感情が揺さぶられる週末」でした。
少し空気が冷たくなってきた朝の静けさから一転してサーキット全体に響き渡る快音。
感動的なほどに美しいエンジン音と空気の切り替わりは現地でしか味わえません。
特に印象に残ったのは、マルク・マルケス戴冠後の涙。
かつて無邪気に勝利を喜んでいた若者が大人になってうれし泣きしている姿には胸を打たれました。
ここまでの苦労の大きさを考えると、こちらも少し視界が滲んできてしまいました。
また、ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ)の復活も印象的でしたね。
予選・スプリント・決勝とすべてを支配していた週末といっても過言ではなく、予選後に90°コーナーや決勝後のS字で手を振ってくれたところを今も覚えています。
次戦インドネシアの結果にも注目します。
MotoGPを“現地で観る”価値の再確認
配信でもハイライトでもレース内容は分かります。
でも、現地では“音”が違う。風が違う。観客の歓声とエンジン音が体に響く。
その圧倒的な情報量が、MotoGPの「最高峰たる理由」です。
F1と比べると、距離の近さが段違い。
ライダーの動き、ピットクルーの手際、バイクの振動。
すべてが人間の感覚で届く範囲にあります。
鈴鹿8耐の熱気ともまた違う、プロフェッショナルと情熱の融合がここにあります。
「配信で十分」と言う人もいるかもしれません。
けれど私は、現地で感じたあの空気こそがMotoGPの本質だと思っています。
次回に向けた改善と小さな計画
少し改善点があるとすると、もう少し荷物の軽量化をしたいかもしれないですね。
理想を言えば、カメラケースをぶら下げるだけで済ませたい…
写真と記事の連携では「SNS速報」と「ブログレポ」の棲み分けを試したいですね。
SNSで臨場感を出し、記事ではしっかりとしたレポートと連携したいです。
そして、もし叶うなら海外戦――特にセパンかバルセロナを観に行きたいと密かに計画中です。
おわりに|“観る”と“記録する”の二重の喜び
現地で感じた熱を、写真や文章にして再び味わう。
この「二度目の喜び」が、私にとって観戦の醍醐味です。
現地で出会った人々、同じ瞬間に息を呑んだ観客たち、そして帰ってから見直した中継――それらすべてが、MotoGP観戦の記憶を豊かにしてくれました。
この記事を読んでくださったあなたにも、ぜひ自分なりの“推し観戦スタイル”を見つけてほしいと思います。
English Summary
Through personal reflections, I share how my viewing style evolved, from carrying too much gear to finding a lighter, more mindful way to enjoy the races.
Highlights include Marc Márquez’s brilliant form, Pecco Bagnaia’s calm victory, and the raw atmosphere that only a live MotoGP event can deliver.
Compared with F1 or Suzuka 8 Hours, MotoGP offers a uniquely close connection between riders and fans — a thrill that streaming can never replicate.
Finally, I note my plans for the next season: better rain gear, earlier arrival, and maybe an overseas round in Sepang or Barcelona.
2025年MotoGP日本GP関連リンク
現地レポートまとめ

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