土曜日の予選が終わった時点で、今年の鈴鹿の勢力図はある程度見えたように感じていました。
メルセデスが速く、マクラーレンとフェラーリがそれを追い、レッドブルは少し苦しい位置。そして中団ではアウディが存在感を見せる。そんな構図です。
そして迎えた決勝。
レースはスタート、戦略、そしてセーフティカーによって展開が大きく動くレースになりました。
今年のマシンも全体的に抜きどころが少なく、鈴鹿のようなコースでは一度ポジションが固まるとなかなか順位が動きません。
だからこそ、スタートで前に出られるか、ピットのタイミングをどうするか、そしてセーフティカーがどのタイミングで入るかといった要素が、結果に大きく影響したレースだったように思います。
そしてその中で、2戦連続ポールトゥウィン、まだ序盤ではあるもののチャンピオンシップでも大きな存在感を見せ始めた若きポイントリーダー。
速さを見せながらも、集団の中では思うようにレースを進められなかったメルセデス。
そして、新レギュレーションと鈴鹿というコースの組み合わせが生んだ、「抜きにくいレース」。
現地でレースを見ながら感じた、そんな2026年鈴鹿決勝の印象を、いくつかのポイントに分けて書いていこうと思います。
※2026年F1日本GP現地観戦の全体像はこちらです。
👉2026年F1日本GP現地観戦ログ特集|現地レポ・インプレッション・イベント情報
2026年F1日本GP 決勝レース結果
※本記事は2026年F1第3戦日本GPの決勝レースをもとにしたセッションインプレッションです。
まずは、1位から10位の入賞者でレース結果をおさらいです。
| 順位 | ドライバー | チーム |
|---|---|---|
| Winner | キミ・アントネッリ (Kimi Antonelli) | メルセデス (Mercedes) |
| 2 | オスカー・ピアストリ (Oscar Piastri) | マクラーレン (McLaren) |
| 3 | シャルル・ルクレール (Charles Leclerc) | フェラーリ (Ferrari) |
| 4 | ジョージ・ラッセル (George Russell) | メルセデス (Mercedes) |
| 5 | ランド・ノリス (Lando Norris) | マクラーレン (McLaren) |
| 6 | ルイス・ハミルトン (Lewis Hamilton) | フェラーリ (Ferrari) |
| 7 | ピエール・ガスリー (Pierre Gasly) | アルピーヌ (Alpine) |
| 8 | マックス・フェルスタッペン (Max Verstappen) | レッドブル (Red Bull) |
| 9 | リアム・ローソン (Liam Lawson) | レーシングブルズ (Racing Bulls) |
| 10 | アレックス・アルボン (Alexander Albon) | ウィリアムズ (Williams) |
開催地:日本 三重県鈴鹿市
サーキット:鈴鹿サーキット
セッション結果全体については、F1公式や以下の専門メディアなどで確認をお願いします。
2026年F1日本GP 決勝レース概要
簡単にレースを振り返るため、レース概要をPerplexityにまとめてもらいました。
2026年F1日本GPの決勝は、キミ・アントネッリがポール・トゥ・ウィンで制し、鈴鹿で自身2勝目を挙げました。
レース序盤はオスカー・ピアストリがターン1で首位に立つ場面もありましたが、アントネッリが落ち着いて主導権を奪い返し、そのまま最後まで逃げ切る展開でした。その背後では、マクラーレンのピアストリが2位で食らいつき、フェラーリのシャルル・ルクレールが3位で表彰台を確保しました。
4位にはジョージ・ラッセル、5位にはランド・ノリス、6位にはルイス・ハミルトンが入り、上位陣は大きな順位変動が少ないまま、鈴鹿らしく一度差がつくと追い抜きが難しいレースになりました。物語の流れとしては、スタート直後の一瞬の緊張感のあと、各車がタイヤとペースを見極めながら距離を保ち、勝負は「誰が速いか」より「誰が崩れないか」に移っていきました。
終盤にかけてもアントネッリは大きく崩れず、最後は2位ピアストリに13.722秒差をつけてチェッカーを受けています。Powered by Perplexity
TKD’s Eye|レースインプレッション
ここからはTKDが観戦した際に印象に残ったこと、気になったことを書き連ねます。
個人の感想ですので、専門家の評論を見るような目では見ないでくださいね。(笑)
今回は以下の3つです。
2戦連続ポールトゥウィンで最年少リーダー誕生
連続ポールトゥウィンで2連勝。一躍チャンピオンシップの主役に躍り出ました。
しかも、最年少ポイントリーダーのおまけ付き。
正直、ピットストップまでは、今回の優勝は厳しいかなと思っていました。
スタートで順位をかなり落としてしまい、序盤なかなか順位を戻せなかったので、よくて表彰台くらいじゃないかと。
でも実際は、SCのタイミングが味方をして、ピットストップ後も首位でコースに復帰。そこからは2位に大きなリードを築いて、そのまま優勝でした。
「運がよかっただけじゃないか」
「スタートでこんな大きなミスをしているようじゃダメだ」
そういった見方もあるでしょう。
でも、速さだけではチャンピオンを獲得することができないのもまた、まぎれもない事実。
そういった運もあわせもってるんじゃないかと思えるようなレースだったなと思います。
約8か月後、最年少ワールドチャンピオンの誕生もあり得るかもな、と思わせてくれた日本GPでした。
現時点での今季最強マシンに思わぬ弱点?
開幕3戦で、現時点での今季最強の座を手中に収めたといっていいメルセデス。
そのメルセデスのマシンにも弱点を見たような気がします。
予選では他を圧倒する速さを見せ、レースペースも速い。
ひとたび先頭に立ってしまえば、他チームの追随を許さない強さを見せます。
ですが、今回の鈴鹿は違いました。
結果的には、SC中のピットストップ後にキミがトップに立った後は確かにそうでした。
ですが、ピットストップ前のキミとピットストップ後のジョージは、明らかに集団の中で苦労をしていたように思います。
普通に考えれば、どのマシンでも単独で走っているほうが速いのかもしれません。
4連覇を達成したセブのレッドブルも、いわゆる先行逃げ切り型と言われていました。
ですが、2021年までのメルセデスや、2022年・2023年のマックスのように、予選で後ろに沈んでも表彰台や優勝まで持ってきてしまうような「別格の速さ」があった時代もありました。
もちろん当時とはマシンの力関係も違うので単純比較はできませんが、今回の新レギュレーション下では、まだそこまで一強とは言えず、しばらくは混戦が続くのかもしれない、そんな予感もしました。
正直、弱点といっていいのかわかりません。
弱点とは言えないのかもしれません。
とはいえ、今シーズンの展開がまだまだ確定にはいたらなそうで、非常に楽しみです。
新レギュレーションでは抜きどころが難しい
今回の鈴鹿に限った話ではありませんが、今季のF1は「オーバーテイクが容易ではあるが非常に難しい」ように思います。
「???」
と思うかもしれませんが、開幕戦からその様子は見られていました。
オーバーテイクモードの導入により、オーバーテイク自体はそこそこ見られています。
個人的には、DRSよりも容易になったように見えなくもないです。
DRSが空力でスピード差を作るのに対して、今年のオーバーテイクモードはモーター出力を一時的にブーストする仕組みです。
ただ、このモードはバッテリーを消費するので、使った後のストレートスピードや加速に影響が出てしまいます。
エンジンとモーターがほぼ半々になった今年のパワートレインでは、この影響が思った以上に大きいように見えました。
鈴鹿で言えば、西ストレートでブーストし、シケインで仕掛ける。
ただ、ホームストレートの加速が鈍り、ターン1の進入で抜き返されてしまう。
そんな展開が何度も見られました。
すべてのレースに言えることではありますが、抜きどころを考えないと真のオーバーテイクには至らない、そんなシーズンになりそうです。
というか、すでになっています。
次戦展望|2026年F1マイアミGPプレビュー
日本最大のモータースポーツの祭典、F1日本GPが終わってしまいました…
喪失感はありますが、F1のシーズンはまだ始まったばかりです。
次戦はマイアミGP。我々アジア勢には時差でリアタイがキツいアメリカ大陸に舞台を移します。
長い直線が2本あるこのコースはオーバーテイクも増えそうです。
ただ、個人的にはこのコースも回生が厳しそうな気がするなぁ…
ターン11、ターン17がメインかもしれませんが、世界最高峰のドライバーたちはどこで勝負を仕掛けるのか。
キミの2連勝は本物なのか。
メルセデス以外の今季初優勝は見られるのか。
眠い目こすりながらリアタイ頑張る価値は十分にありそうです。
GW中だし、みんなで夜更かししましょう!笑
2026年F1レースインプレッション
2026年F1シーズンのレースインプレッションは以下のページにまとめています。
- Rd.3 日本GP金曜フリー
- Rd.3 日本GP予選
- Rd.3 日本GP決勝(本記事)
- Rd.4 マイアミGP:5/1~3(観戦後公開予定)
- Rd.4 カナダGP:5/22~24(観戦後公開予定)
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