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角田裕毅レッドブル昇格決定!昇格がもたらす5つのメリット&3つの懸念【W.I.号外】

記事内に広告が含まれています。また、体験・感想は筆者の主観によるものであり、内容を保証するものではありません。

ついに角田裕毅レッドブル昇格か・・・

2025年のF1シーズンが本格的に始まる中で、「角田裕毅レッドブル昇格」をめぐる報道が一気に加速しています。
複数の海外メディアが「鈴鹿前に正式発表される可能性が高い」と伝えており、“昇格内定”という話も、もはや噂とは言い切れない状況になってきました。
情報元:autosport web(F1 Topic:日本GPで角田裕毅がレッドブル昇格の場合、コラピントがレーシングブルズ加入? デッドラインは近日か)

この記事では、ただの期待論ではなく、もし本当に「角田裕毅レッドブル昇格」が実現した場合に、どんな影響があるのかを整理してみます。
注目するのは、角田くんだけでなく、レッドブルやリアム・ローソン選手といった関係者の立場に立って考えて「メリット」と「懸念点」です。

F1では、ひとりの昇格や降格が、他の誰かの状況にも大きく関わってきます。
この“昇格劇”がそれぞれにとってどんな意味を持つのか、いっしょに見ていきましょう。

※この記事は個人的見解に基づくもので、内容を保証するものではありません。

「角田裕毅レッドブル昇格」がもたらす5つのメリット

角田裕毅選手にとってのメリット

(ほぼ)ノーリスクで速いマシンに乗れる

昨シーズン終了後、レッドブル昇格は角田くんとリアムのどちらになるのか・・・という議論がありましたが、あのタイミングでは角田くんが昇格したとして同等のリスクがあったでしょう。一方で、現状でのリアムの成績を考慮すると、たとえ角田くんの成績が振るわずレーシングブルズの今季のマシンVCARB 02に乗ったリアムの成績が良くても、レッドブルのマシンRB21の特殊性の裏付けになるだけで、ドライバーとしての評価を下げるものではないんじゃないかな、と思っています。

逆に、トップ10フィニッシュや予選Q3進出など、鈴鹿で今季これまでの成績と同等の結果を出すだけで、将来性が再確認され大幅なプラス評価になる気がしています。極論、PracticeでTOP10、予選Q1突破程度でもプラス評価になるのかも?(レッドブルの評価ではなく、主に市場での評価を想定しています。)

そう考えると、勝ち目があるかどうかは置いといて、負けることがほぼない、ノーリスクハイリターンとも言えてしまうくらいの賭けなんじゃないかと。(賭けと呼べるかもあやしい?)
RB21の戦闘力はかつてのチャンピオンマシンではないという意見もありますが、今のVCARB 02よりポテンシャルが高いことはほぼ確実ではあると思うので、期待したいですね!

ストラテジー面での恩恵

今季、疑う余地のない速さを見せている角田くんですが、現実には決勝での好成績を収めることができていません。その最大にして唯一の原因といっても過言ではないのが、レーシングブルズの戦略ミスです。たらればはよくないものの、戦略ミスにより20pt近いポイントとランキングシングル順位の座を失っていることを考えると、ここが最大要因と考えるのが妥当でしょう。

一方、長年トップチームの座を維持してきたレッドブルレーシングに関しては、戦略で勝ってきたチームという印象は特にないものの、今季のレーシングブルズの戦略ミスと同じミスはないというのも事実です。マックスの意向も強く働いているとは思うものの、レース戦略において信頼度は雲泥の差があると考えていいと思います。

レッドブルレーシング(RBR)にとってのメリット

2025年F1第2戦中国GP FIA会見 クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)

2025年F1第2戦中国GP FIA会見 クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)
引用元:F1 Topic:過熱する報道を牽制も、3カ月前と同様の対応を見せたホーナーの発言からレッドブルのシートを読み解く

コンストラクターズ選手権復活の可能性

正直、今のリアムのままではコンストラクターズチャンピオンの可能性は限りなくゼロに近く、4位すら怪しい可能性も充分でしょう。まあ、ルーキーを起用した時点で、今季のタイトル争いはある程度割り切っていたとも考えられますが、状況によっては4位すら怪しいというのは首脳陣も想定していなかったことでしょう。ましてや、TOP4喰いの筆頭候補が姉妹チームのレーシングブルズというのであれば、気が気でないかもしれません。

角田くんを起用すれば、コンストラクターズ2位や3位を狙えるとは言いませんが、≒0%だった可能性が、少なくとも数%程度には復活するのは事実だと思います。もちろん、このままリアムを継続しても復活する可能性も充分あると思いますが、何もしなければチャンピオンチームの凋落は避けられない、そう考えれば「動く理由」としては十分ではないでしょうか。

ホンダからの追加的サポート

角田くんの昇格に際し、スポンサーのホンダが数百万ドルの追加資金提供が後押しになった記事もありました。
情報元:Formula1-Data(角田裕毅、レッドブル昇格決定との報道―ホンダ金銭後押しか…F1日本GPより現役王者フェルスタッペンのチームメイトに)

レッドブルレーシングが資金難という話は特に聞いてはいないですが、F1は常に全チーム資金難といってもいいような世界ですし、前年に対しコンストラクターズ順位による分配金が減ってしまったレッドブルレーシングにとっては、悪い話じゃないはずです。
資金提供は、どんなチームにとっても基本的には歓迎される話でしょうからね。この面からしてもメリットかと思います。

リアム・ローソン選手にとってのメリット

喪失した信頼と自信を取り戻すチャンス

降格とみられているリアムにとっては悪い話ばかりかというと、決してそうではないと思っています。
今季これまでの成績は、予選3回(スプリント予選含む)中3回最下位、決勝ではミスによるクラッシュと見せ場のないままの完走で、中国GPの完走は多少のプラスではあるものの、恐ろしいペースでマイナス評価を積み上げてしまっています。

レッドブルグループ内での評価だけならばまだしも、今の状況では市場価値がどんどん下がっている状況だと思いますので、レッドブルとの契約が切れた後キャリアを続けるのが難しくなることは目に見えています。
そんな中、今季好調なVCARB 02できちんと結果を出すことは、喪失した自信と市場価値を取り戻すのに悪い選択肢ではないと思います。
もっとも、今季の角田くんがかなりいい成績を出しているので、これも決して簡単なことではないと思いますが、苦労しているRB21に乗り続けるより良い選択肢になるのではないでしょうか?

一方で想定される3つの懸念

角田裕毅選手にとっての懸念

「マックス専用車」RB21の特殊性を扱いきれるのか?

簡単に言えば、今のリアムと同じ状況になっちゃう可能性も充分あるよね?って話です。もちろん、それはその通りだと思います。マックスがチーム内で覇権を握って以来、ずっと言われ続けてきた「マックス専用車」。そのマシン特性が歴代のチームメイトたち同様に、角田くんにも牙を剥く可能性は高いと思います。

とはいうものの、こればっかりは乗ってみないとわかりません。最近の角田くんのドライビングを見ると、「マックス専用車」でも割と乗れそうな気がしてるのは気のせいかな・・・?
とはいえ、一番怖いのは、乗りこなせなかった時に再度リアムやハジャーと入れ替えになるのではなく、シートを失うことですかね。とはいえ、角田くんがダメだった場合は、マックス以外誰が乗ってもダメというところに着地する気がするので、リアムが戻るか契約が今季までの角田くんを継続するかの2択な気もしますが。

レッドブルレーシング(RBR)にとっての懸念

RB21の特殊性の証明になってしまわないか?

非常に確定するのが難しい内容だと思いますが、角田くんが乗りこなせなかった場合に帰結する先は、基本的には「RB21はマックス以外乗れない」であり、RB21の特殊性の証明だと思っています。
そして、RB21の特殊性の証明が意味するところは、レッドブルレーシングにとって今季のコンストラクターズ選手権終了のお知らせ、となってしまう可能性が高いのではないでしょうか?

そして、今後のドライバーラインナップにも苦労してしまう可能性もあります。勝てる見込みが薄いと分かっているマシンに、誰も乗りたがらないのは当然です。
そのような悪循環に陥らないためにも、慎重な姿勢をとる可能性も充分に考えられる気がします。(何も解決にはなってないですが・・・)

リアム・ローソン選手にとっての懸念

果たしてローソンは降格を「勝ち取れる」のか?

ちょっと逆説的な見出しにしていますが、要はシートを失う可能性も充分にあるのではないか、という話です。
確かに、「マックス専用車に合わないだけ」という意見が多く聞かれていますが、一方で「マックス専用車とはいえ、最下位はあり得ないのでは?」という意見が多数聞かれるのも事実。

かつて、レッドブル陣営としては2度の降格劇があったと記憶しています。1度目は2016年のクビアトで、2度目は2019年のガスリーかと思います。
クビアトに関していえば、速さというよりも素行の問題とマックスを昇格させたいチームの意向が強く働いた結果かと思いますし、ガスリーに関しては、マックスには遠く及ばない成績だったことが要因かと思っています。

この2つの事例から考えると、一定の実力は示していたため降格人事で済んだ、とも考えられるのではないかと思っています。
実際、先述の2人とも一貫して予選も決勝もシングルフィニッシュはしていますし、クビアトに至っては表彰台も獲得しています。
そう考えると、今回の人事にてリアムがシートを確保できない可能性も捨てきれないのでは?と思っています。
そういう意味で、リアムは降格を「勝ち取れる」のか?ということです。

ついに正式発表?今後の注目ポイント

2024年F1日本GP 角田裕毅大型パネルオブジェクト

2024年F1日本GP 角田裕毅大型パネルオブジェクト


いよいよ現実味を帯びてきた「角田裕毅レッドブル昇格」。鈴鹿を目前に控えたこのタイミングで発表されれば、日本のファンにとっても大きな節目となりそうです。

ただ、この昇格は単なるご褒美ではなく、本人・チーム・そしてライバルたちにとって大きな意味を持つ人事でもあります。期待の裏にはリスクも潜んでおり、その動向はシーズン後半の勢力図にも少なからず影響を与えるでしょう。

「角田裕毅レッドブル昇格」が実現しようとしなかろうと、注目の鈴鹿ラウンドは、角田くんにとってもファンにとっても、ひとつの大きな“転機”になるかもしれません。 今後の発表と走りに、ぜひ注目していきましょう。

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