2025年度、旭川には出張とスノボ旅行を合わせて5回ほど足を運びました。仕事を終えてホテルに戻ったあと、駅前を歩いてどこで夜ごはんを食べるか考える時間が、毎回の旭川出張のちょっとした楽しみになっていたほどです。
ホテルに戻るのは、早ければ18時半、遅い日は22時前後。そのうち3日は夕食だけ、2日は飲みに出る、というのが出張中のだいたいのリズムでした。振り返ってみると、5回の滞在で行った店は15軒を超えています。今回は、その中から実際に食べた店を、出張者目線で使いやすかったかどうかという観点で整理しました。
旭川出張の夜ごはんは、かなり楽しい
結論を先に書くと、旭川駅周辺は出張者の夜ごはんに対してかなり強いエリアでした。駅前から繁華街にかけて飲食店が広く分布していて、ジンギスカン、スープカレー、旭川ラーメン、炉端焼き、海鮮居酒屋まで、北海道らしい食事のジャンルがひと通り揃っています。
夜の街は、ほどよく明るく、客引きもほぼ声をかけてこない雰囲気で、一人歩きでも歩きにくさはありませんでした。名古屋や東京へも出張へいきましたが、夜の動きやすさは旭川のほうが上、というのが正直な感想です。
ただし、夜遅めの時間帯には注意が必要でした。20時を過ぎると閉店しはじめる店があり、22時近くになるとさらに選択肢が絞られます。仕事終わりが読めない出張だと、候補を1軒だけに絞る運用は危ないので、複数の候補を持っておくと安心、という感覚が残りました。
この記事で紹介する店の基準
この記事は、旭川グルメの名店を網羅したまとめではありません。あくまで、TKDが旭川出張・滞在中に実際に夜ごはんで使った店を、出張者として使いやすかったかどうかという軸で並べたものです。
そのため、評価は味はもちろんのこと、次の観点を中心にしています。
- 夜遅めの時間帯でも使いやすそうか
- 一人出張でも入りやすそうか
- 駅前のホテルから歩いて行きやすいか
- 旭川らしさを感じられるか
- また旭川に出張した時に再訪したいか
- 人気店で、混雑や早めの来店が必要そうか
登場するのは、ジンギスカン2軒、スープカレー2軒、駅前のラーメン5軒、空港のラーメン2軒、居酒屋・炉端・海鮮の4軒です。順番に見ていきます。
ジンギスカン|旭川らしさをしっかり味わえる
北海道出張で夜ごはんを考えるとき、最初の選択肢になりやすいのがジンギスカンです。旭川駅周辺にもジンギスカンの店は複数あって、出張者でも入りやすい雰囲気の店が見つかります。
旭川成吉思汗 大黒屋 旭川五丁目店(本店)
旭川出張の夜ごはんで、強く推したい1軒目が「大黒屋」です。何度行っても満足度が高く、また旭川に行く機会があれば真っ先に予定に組みたい店でした。
生ラムを焼いてタレを絡めて食べる、焼肉スタイルのジンギスカン。クセが少なく柔らかな生ラムと特製ダレの相性は抜群で、ビールもライスもおかわり必須です!〆には、ジンギスカンの旨味が溶け込んだタレでいただく卵かけご飯がおすすめです!
もう一品気になっているのは、〆の焼き飯。お肉を堪能し終わった後のジンギスカン鍋で焼くとか、絶対ウマいでしょ…
注意点としては、明確に人気店ということです。出張中の限られた夜の時間で確実に入りたいなら、予約と早めの来店をおすすめします。
松尾ジンギスカン 旭川支店
大黒屋とは違ったジンギスカンの選択肢として、「松尾ジンギスカン」も候補になりました。冷凍のお肉も売っていたりと全国的に知られているので、安心して入りやすいタイプの店です。
松尾ジンギスカンは、いわゆる「ジンギスカン鍋」で、たれに付け込んだお肉と野菜を一緒にジンギスカン鍋で焼いて食べます。焼肉というよりはすき焼きにも似たイメージで、味のよくしみた柔らかいお肉と旨味が染み込んで野菜をおいしくいただけます。
大黒屋とは方向性が違うので、優劣というより、その日の気分や予約状況で選び分ける感じが現実的でした。
スープカレー|旭川出張で再訪したくなる選択肢
スープカレーは札幌のイメージが強いジャンルですが、旭川にも出張で通えるレベルの店がありました。出張中にスパイスを摂取したい日があるので、ジンギスカンやラーメンの合間に挟む夜ごはん候補として重宝しました。
KINGBEAR 旭川さんろく店
旭川出張の夜ごはんで、もう1軒強く推したいのが「KING BEAR」です。出張中に行ってからすっかり気に入って、次に旭川に来た時もまた行きたくなる、再訪意欲の高い店でした。
スープカレーらしく野菜たっぷりで、名物のベアバーグはジューシー、柔らかチキンはほろほろで、めっちゃ美味しいです。
こちらも人気店なので、混雑時間帯を外すか、早めに動くのが安全です。出張で疲れている日は、並ぶより別ジャンルへ切り替えるくらいの柔軟さがあると、夜ごはん全体が回しやすくなります。
相場王のスープカレー 極哩 旭川中央店
過去に行った店として「相場王のスープカレー 極哩 GOKURI」も挙げておきます。スープカレーとして印象は良く、再訪したい店の1つでした。
スパイスを駆使し王道を行きながらも味噌が隠し味のスープなど深みのある味に仕上げていて、非常においしいお店です。
ただ、この店は2026年3月1日に再訪問した際は休業中となっていました。現在、2026年3月7日より再開したという話もあります。ちょうど入れちがいで確認ができていないため、もし訪問される際には情報をお確かめください。
ラーメン|旭川らしさを出しやすい定番候補
旭川といえばラーメン、というイメージは出張前から持っていました。実際に通ってみても、駅周辺と少し離れたエリアの両方に旭川ラーメンの店があり、夜ごはん候補としてよく使うジャンルになりました。
店の数が多いジャンルなので、ここでは出張者目線で印象が強かった5軒に絞って紹介します。後半の天金・蜂屋は、夜遅めの利用だと営業時間に合わない可能性が高いので、その点も含めて整理しました。
一蔵 旭川本店
「一蔵」は、出張中に旭川ラーメンを食べたい日の中堅どころとして使いやすかった1軒です。ラーメン自体に変な強さはなく、夜ごはんとして気負わず食べられる印象でした。
醤油味の鮭節ラーメンをいただきましたが。鰹とはまた違う旨味の効いたラーメンでおいしかったです。
春夏冬 本店
「春夏冬」では、みそラーメンを食べました。旭川ラーメンというと醤油のイメージが強いですが、みそも夜ごはんにしっかりはまります。
名物というか定番メニューの四川味噌ラーメン(激辛)をいただきました。激辛を期待すると少し物足りませんでしたが、しっかりと旨味と辛みが効いたスープはとてもおいしく、冷えた体も温まります。
らーめん山南敬助
「山南敬助」でもみそらーめんを食べました。出張で旭川みそラーメンを2軒比べてみたい、というニッチな需要にちょうど対応してくれる存在です。
春夏冬と同じくみその名店ですが、こちらは辛みを効かせずみその甘みを感じる温かい味です。旭川ローカルB級グルメのげそ丼も味わえます。香ばしいげそのから揚げに甘辛のたれが食欲をそそります。
らーめんや天金 四条店
旭川ラーメンの中で、出張者目線で扱いに気をつけたい1軒が「天金」です。ラーメン自体の満足度は高く、再訪したい店なのですが、営業時間と人気の面で「夜遅め向きではない」枠に入りました。
4回目の出張にて同僚に聞いた名店で、たまたま時間が合い行ってきました。旭川といえばという醬油ラーメンに北海道らしいいくらご飯のセットにしました。やさしくも輪郭のしっかりしたスープが印象的で、時間さえ合えば再訪間違いなしです!
夜ごはんで天金に行きたい日は、仕事が早く片付く日に予定を寄せるか、ランチ時間に動かす方が安全でした。出張で「絶対に天金に行きたい」と決めるのは、スケジュール的に少しリスクがあります。
蜂屋 五条創業店
旭川ラーメンの代表格「蜂屋」も、五条創業店で食べました。こちらも夜の利用は時間帯に注意で、仕事終わりが遅い日には合わない可能性があります。
店内は昔ながらのラーメン屋さんという感じで、新しめの券売機が不思議なギャップを生み出します。9月にはいつもの醬油ラーメン、3月には初めての味噌ラーメンをいただきましたが、どちらも絶品です。焦がしラードは好みが分かれるかもしれませんが、あっさりながらもしっかりとしたスープに香ばしさがよく合います。個人的には旭川でぜひ再訪したい店舗の一つです。
蜂屋・天金は、旭川ラーメンの「行っておきたい枠」として並べやすい2軒ですが、出張中の夜ごはんに組み込むなら早めの行動が前提、という感覚でした。
空港ラーメン|帰る前の一杯に使いやすい
旭川空港にもラーメン店が入っていて、帰路の前にもう1杯食べる、という選択肢が取れます。出張の最終日の夜は街に出ず、翌朝の便に合わせて空港でラーメンを食べてから飛ぶ、というルートも組めました。
駅前のラーメン店とは「使い場面」が違うので、ここでは別セクションとして扱います。
山頭火 旭川空港店
「山頭火 旭川空港店」は、空港利用時の選択肢として実食済みです。山頭火は道外でも触れる機会のある名前ですが、旭川空港で食べると「旭川出張の締め」感が出るのが面白いところでした。
旭川空港店で特におすすめは、空港店限定メニューです。プレミアムしおラーメンともつ煮ラーメンがありますが、もつ煮ラーメンをいただきました。山頭火の塩とんこつスープに柔らかく煮こまれた持つがよく合います。正直、今や山頭火は旭川でなくても食べられるので、旭川に来た際は空港店限定メニュを楽しむのもいいかもしれません、
旭川空港店の場所は、出発ロビー保安検査場手前のフードコート内です。保安検査場を通ってしまうと食べられませんので、ご注意ください。
梅光軒 旭川空港店
もう1軒、「梅光軒 旭川空港店」も空港利用時に使いました。旭川ラーメンの代表格として知られる梅光軒を、フライト前に押さえられるのは出張者として悪くない選択肢です。
初回出張の最初の旭川メシは梅光軒の醤油ラーメンでした。旭川らしい美味しい醤油ラーメンでおすすめですが、個人的には空港店限定の焼きとうきびラーメンを推します。スープ表面を埋め尽くすたっぷりの焼きとうきびは、北海道っぽさを演出するだけでなく、オーソドックスな醬油ラーメンに一味違う演出をしてくれます。1週間旭川を堪能した後の〆や複数回目の旭川訪問でぜひ食べていただきたい逸品です。
山頭火と同じく、出発ロビー保安検査場手前のフードコート内にありますので、出発前に食べようと思っている場合はお気を付けください。
到着便でお腹が空いていた時、出発便で時間に余裕がある時、待ち時間が長くなった時、それぞれで使える1軒があると、出張のスケジュールが組みやすくなります。
居酒屋・炉端・海鮮|仕事後に飲む日の候補
旭川出張のうち、夜ごはんを「飲み」に切り替える日も2日ほどありました。海産物と肉、両方が手堅いエリアなので、居酒屋・炉端・海鮮はジャンルとして強いです。
ここでは、再訪意欲が特に高かった炉端のユーカラを先に置いて、その他3軒は補助的に紹介します。
炉端のユーカラ
旭川出張で「飲みたい日」に強く推したいのが「炉端のユーカラ」です。出張中に行って、また旭川に来たら必ず行きたいと思った1軒で、再訪意欲の高さで言えば本記事の中でも上位に入ります。
2回目の出張にて同僚とたまたま入ったお店が大当たり。それ以来毎回行っているので、今では常連を気取ってます。
北海道の海の幸から肉・野菜などなんでもおいしくいただけるので、何を頼んでも後悔しません。大トロいわしやししゃもなど魚系の炉端焼きもオススメですし、刺身やかき酢などもオススメです。でも、個人的に進めたいのは、ユーカラ漬けと焼きおにぎりですね。ユーカラ漬けは一見普通の漬物ですが、たっぷりの山わさびが添えてあって、鼻に抜ける爽やかな香りがたまりません。そして焼きおにぎりは、中身の入った焼きおにぎりで、中身と外の味付けを自分で選ぶことができます。私のオススメはすじこの醤油味で、同僚のオススメはしゃけのみそ味です。ぜひ自分の好きな組み合わせを探してみてください。
炉端という業態の特性上、滞在時間がやや長くなりがちなので、出張中に組み込むなら、翌朝に余裕があるスケジュールの日に当てるのがおすすめです。
バンガロー
炉端焼きの選択肢としては「バンガロー」も挙げておきます。こちらも炉端の業態ですが、ユーカラとはまだ違った雰囲気が味わえるので、「もう1軒炉端で飲みたい」となったときの候補として頭に置いておくと使いやすいです。
こちらも老舗感あふれる外観に店内で、地元民御用達というような雰囲気でした。鮭ルイベ、タコのからあげなどいろいろ食べましたが、一番気に入ったのはにしんの炉端焼きと焼きおにぎりでした。香ばしい皮目とホクホクの身、歯ごたえのある身がお酒とよく合うのがにしんの炉端焼き。個人的なイメージですが、関東のほうではあまり食べない気がするので、北海道感も味わえます。あとは焼きおにぎり。こちらはユーカラとは趣向が異なり、これぞ焼きおにぎりというシンプルな一品。シンプルですが、シンプルに旨いです。
順厚丸
海鮮系では「順厚丸」を実食済みです。海鮮居酒屋として、刺身や海産物をしっかり食べたい日の選択肢になりました。
屋台村に出店している一店で、ホタテをメインに日本酒などもいただきましたが、北海道の海の幸とおいしい日本酒で大満足でした。特にここで初めて出会った三千桜酒造は今でも気に入っていて、家でも飲んでいます。
山の猿
居酒屋寄りの店としては「山の猿」も候補になります。ガッツリ系の海鮮や炉端というより、出張中に肩の力を抜いて飲みたい日に合うイメージでした。
ウイングインターナショナルに宿泊した際、クーポンがもらえたので初回出張時の飲みで行きましたが、地元のチェーン居酒屋という感じでよかったです。海鮮系も居酒屋メニューも楽しめて、北海道感をしっかりと味わえました。
夜遅めでも使いやすかった店、早めに行きたい店
ここまでで紹介した15軒を、出張者向けに4分類で整理しておきます。仕事終わりが何時になりそうか、空港を使うかどうかで、自然に候補を選べる形を意識しました。
夜遅めの時間帯でも使いやすかった店
- 大黒屋
- 松尾ジンギスカン
- KING BEAR(ただし人気店のため混雑次第)
- 一蔵
- 春夏冬
- 山南敬助
- 炉端のユーカラ
- バンガロー
- 山の猿
早めに行ったほうがよさそうな店
- 天金
- 蜂屋 五条創業店
人気店・混雑に注意したい店
- 大黒屋
- KING BEAR
- 炉端のユーカラ
- 天金
空港利用時に使いやすい店
- 山頭火 旭川空港店
- 梅光軒 旭川空港店
この分類はあくまで、TKDが出張で訪れた時点での実感です。営業時間・定休日・人気の度合いは変わる可能性があるので、出張前には各店の最新情報を一度チェックすることをおすすめします。
旭川出張の夜ごはんで気を付けたいこと
旭川駅周辺は出張者の夜ごはんに対して総じて強いエリアですが、出張前に押さえておきたい注意点もあります。実際に通ってみて感じたポイントを5つに整理しました。
- 22時近くからの食事は選択肢が絞られる。 駅周辺でも夜遅い時間帯に対応している店は限られるので、仕事終わりが22時を超えそうな日は、ホテル近くで食べる、コンビニで済ませる、といった代替プランも持っておくと安心です。
- 人気店は混雑・早め訪問を前提に動く。 大黒屋・KING BEAR・天金・ユーカラは、待ち時間を見込んでスケジュールを組むほうが安全です。タイミングが悪いと入れない日もあります。
- 営業時間・定休日は事前確認を必ずする。 この記事は実体験ベースですが、店の運営状況は時期で変わります。出張中に確実に行きたい店があるなら、出発前にもう一度確認してください。
- 候補は複数持っておく。 出張は仕事の終わり時間が読めないので、第1候補・第2候補・コンビニ撤退(セコマ)の3パターンを用意しておくと、夜ごはんの判断が楽になります。
- 飲む日と食事だけの日を分ける。 5泊6日のような長めの出張なら、炉端・海鮮で飲む日とラーメンやスープカレーで終える日を分けると、翌日の仕事への影響を抑えやすかったです。
まとめ|旭川出張は、夜ごはんも楽しめる
旭川駅周辺は、出張者の夜ごはんという目線で見てもかなり強いエリアでした。ジンギスカン、スープカレー、旭川ラーメン、炉端、海鮮居酒屋まで、北海道らしい選択肢が一通り揃っていて、5泊6日級の出張でも食事で飽きることはほとんどありませんでした。
夜遅めの時間帯と人気店の混雑だけ注意して、候補を複数持って動けば、出張の夜ごはんは大きな悩みになりません。むしろ、仕事終わりに駅前を歩いてどこに入るか考える時間が、旭川出張のちょっとした楽しみになっていきます。
もし旭川出張が決まっていたら、ぜひこの記事の店から1〜2軒、自分の好みのジャンルで候補に入れてみてください。出張を終えるころには、また旭川に行きたくなる、そんな街でした。



旭川出張・滞在特集|全8回
5回/年の旭川滞在で得た体験のまとめです。2026/5/14から全8回毎週木曜8:00公開予定です。
第1回:2026/5/14 8:00公開

第2回:2026/5/21 8:00公開
本記事
第3回:2026/5/28 8:00公開

第4回:2026/6/4 8:00公開

第5回:2026/6/11 8:00公開

第6回:2026/6/18 8:00公開

第7回:2026/6/25 8:00公開

第8回:2026/7/2 8:00公開

































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